さよならドメリト


私の愛馬、プルーヴドメリトの引退が
クラブから発表されました。


この間の日曜日の中京競馬場で、現地応援
しましたが、15頭だての15着。
つまりビリで、この時点である程度引退の
覚悟はしていました。


ここ最近のレース振りでは、中央のダートでは
まったくスピードが足りず、また時計がかかる
地方の交流レースも、必ずでれる保証が
あるわけでなく、いたしかたなし。


この子のデビューレースは2005年の12月。
兄にアルビレオがいるので、かなりの
期待をしていました。


しかし思うように成績が出ず、活路を
笠松の交流レースに見出すことに。
ひょっとして最後になるかもしれないので、
仕事の調整をして、笠松まで駆けつけました。


その笠松の交流レース。このレースもいつもの
ように出遅れ。その瞬間、ああ、
ダメだとあきらめた。しかし地方の砂の深い
ダートがよほどあうのか、見事差しきり勝ち。
このときは本当にうれしかった。


2勝目はデビューから2年目、笠松で生き残った
翌年の春の阪神。楽逃げで、かなりラッキーな
勝利でした。そして中央所属でのこれが最後の
勝利となりました。


その年の秋、いよいよ3勝目があげられ、
本格化するのではないかという時期がありました。
京都で好走したあと、秋の福島へ。


このときは素人目にみても絶好調。
サラブレットの牡馬として、ピークの
時をむかえたのです。


が、体調も相手関係から考えても
必ず勝ち負けと思っていた2回のレース、
ゲートで立ち遅れ。結局2レースとも
5着に終わってしまいました。


このあと京都阪神で、まずまず好走しましたが、
その後、成績が尻すぼみ。ついにあの秋の
福島の時の輝きが、戻ることは
ありませんでした。


中央競馬の競争生活は、3年と2ヶ月、
私の今までのもち馬の中では、
最長だと思います。それを思えば、
成績はイマイチでしたが、頑張って
楽しませてくれました。


ドメリト、長く走ってくれて、
ありがとね。