美しくかわいく、そして強い


第74回のダービーが終了しました。
勝ったのは唯一牝馬での参戦のウォッカ
有力どころがだらしなかったこともありますが、
完勝でした。


レースの予想としては当たり前のフサイチホウオー本命。
パドックではまずまずでしたが、レース直前のイレこみと
発汗がとても激しく、馬券の中心として買ったこちらは
その時点でものすごく不安に。


それに対して、唯一の牝馬ウォッカの実に落ち着いて堂々と
した様子が対照的にテレビに映し出される。
通常、牝馬のほうがそわそわしたり、イレこんだりするのですが
まるで逆。聡明そうな瞳で、牡馬を品定めでもするがごとく
周りを冷静に眺めてる。しかもその冷静さのなかにも
深く静かな闘志を感じさせ、とても美しく気品がある。


レースでは筋肉モリモリの男根主義の権化のようなホウオーは
引っかかって自滅。それ以外のヤローどもはもともと小物ばかり。
賢く強いウォッカは、それらを馬群の後ろから冷静に眺めてた。
そつなく乗られ、上手に立ち回って頭のわるいヤローどもを
後ろに従えて鮮やかに勝ちました。


女性の時代。

スポーツでは世界で活躍するのはほとんど女性。
それに対して、日本のヤローは実にだらしがない。
ひょっとして来年から、強い牝馬はダービーに出走が
当たり前になるかもしれません。
もともと生物学的には女性の方が優れているのです。


来月は今年出資するお馬さんを選ぶのに頭を悩ませる月。
今年は是非ウォッカみたいな、涼しげな目元の女の子に
出資したいと思ったダービーなのでした。