ブレイズ君引退となりました

ルバーブレイズ君が引退と
なりました。


障害で落馬骨折。
骨折は癒えたものの、その後の
体調の戻りも思わしくなく、このまま
時間をかけても元どうりの能力は、
発揮できないとの判断です。


さみしいですが、致し方なし。
骨折の後の経過から、ある程度は
覚悟していました。


この仔を選んだ理由は、可愛かったから。
馬体、血統ではなく、たんに自分の愛馬と
するに、愛嬌を最優先で選びました。


そういった単純な理由で選んだ馬が、今まで
社台で持った愛馬の中で、もっとも活躍して
出世してくれました。


デビューは、あのダイワスカーレットと同じ
新馬戦。その新馬戦4着の後のレースで
勝ち上がり。その後ソエが出て、クラシック
シーズンはお休み。


翌年秋の復帰後は、あきらかに下級条件では
力量上位も歯がゆいレースが続きました。


年が明けて、あまり得意とは思えないダート戦で500万勝ち。
そして昇級2戦はまずまずの内容の後、
地元中京での1000万下の特別戦を鮮やかに勝ちました。


そしてこの勝利で、間違いなくオープンまで
出世する確信を持ちました。
しかしその後実際にオープンに出世するのは
翌年夏まで持ち越し。


勝ちみに遅く、好戦しても勝ちきれない。
でもまあ、出走すれば、確実に賞金をくわえてくる。
実に馬主孝行な馬ではありました。


下記の写真は、東京で1600万勝って、
オープン入り後の始めての重賞七夕賞の写真。


喜び勇んで、福島まで新幹線乗り継ぎ応援に
行きました。結果は10着でしたが・・



オープン馬になってからは、完全に頭打ち。
中京記念どん尻負けで、残念ながら
平地に見切りをつけて障害入り。


しかしここで新たな素質開花。
平地の脚力を生かし、かつ障害飛越でスピードが落ちない。
これなら障害レースで新境地か!と、
色めきたちましたが、オープン2戦目で衝撃の落馬骨折。


そしてついに競馬場に戻ってくることはありませんでした。


牡馬としては、線が細く、使い込むと馬体が
硬くなる。これがなければ、もっともっと
活躍できただろうと思います。


しかしこれら全部含んで素質。
タラレバをいっても仕方がない。


こうやって戦跡を振り返りながら、日記を
書いてると、ついこの間募集され、
ついこの間、競馬場へ応援に
行っていたような気がします。


この上は、どこかよいところにもらわれて、
ゆったりと第2の人生を送ってもらいたい。
大人しい馬なので、可愛がってもらえるはずです。


今はただそれだけが、望みなのです。