実録・連合赤軍、あさま山荘への道を
名古屋シネマスコーレに観にって
来ました。
平日だというのに映画館の前には多くの人。
年配の方もかなりいて、年代的にも映画の時代背景に
重なる世代の人達なのでしょう。
私の年代でも、あさま山荘事件自体は憶えています。
学校から帰ると、鉄球を山荘に打ち込んで
水をぶっかけてる映像がテレビで流れてましたから。
若松孝二監督のこの映画は、それに至るまでの
時代背景や学生運動を権力者の反対側から
描いたものです。
この映画の中でとりわけ大きく、またインパクトが
あるのが、総括という粛清行為。
実際に12人が総括という名のリンチを受けて
亡くなっています。ここの部分が執拗にかつ念入りに
映像として描写されているのです。
ここの部分はさすがに観るのはつらかった。
しかしこの残酷さの事実も、また人間のもつ一つの
資質なのでしょう。
ここ最近、映画の帰りにパンフレットの類を
買ったことはありません。しかし久しぶりに
映画館で本「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を
買いました。
今、本をぽつぽつ拾い読みしています。
これからしばらく、思い出しては考えることが
続くことでしょう。