チャーリーとチョコレート工場

ishidatax2005-09-20

ティムバートン、ジョニーディップのコンビと
いうことでは観ないわけにはいきません。
ということで
チャーリーとチョコレート工場」を観に。


秘密のチョコレート工場に招待された5人の子供と
その親(お爺さんも含む)が工場の中を見学するお話。
もちろんファンタジーだから、機械が、がっちゃん、がっちゃん、
チョコレートを作ってるわけではないです。


チョコレートの滝つぼ、チョコレートの流れる川、
チョコレートの激流くだり、フルコースが味わえるガム、
カカオのために働く(踊って歌も歌う)小人、
よい胡桃を選別して殻を割るリス・・・
そんななかでもって性根の曲がったガキを懲らしめながら
物語は進んでいく。


チョコレート工場の持ち主ウィリー・ウォンカーの父との
和解があったり、主人公のチャーリーが家族との絆を
経済的な成功より選択したりと、一応教訓的な内容も
盛り込んであります。しかし見所はなんといってもちょっと
毒を含んだファンジックな映像美でしょう。
こういったセンスはやはりティムバートン。


ただ今回は期待が高かっただけに思いのほか途中から
のめり込めなかったです。ロアンド・ダールの原作は読んだこと
ないので、どこまで原作の味出してるのかわかりませんが、
なんとなく中途半端な感じはしました。
ふざけるのならもっとテッテイテキに、ブラックでいくなら
もっと毒毒しく、ほら話ならもっと荒唐無稽にいってほしかった。


センスのいい監督だけに期待するもの多くなるのはしょうがないかぁ。
そろそろ一度は正統派または古典的ドラマみたいなもん撮ってもらって
観てみたい気がします。
センスで勝負はいつでも撮れるでしょうから。
器用なのはプラスばかりにははたらかないですからね〜