モーターサイクル・ダイアリーズ

ishidatax2005-03-20

確定申告が忙しかく見そびれていた、チェゲバラの若いころの
映画を観てきました。今池のキノシタホール。
ここは他の映画館で終わったころ上映してくれるから助かる。
5月に他で上映されて見そびれていた「山猫」を
上映してくれるので楽しみです。


23歳のチェゲバラが、友達と南米縦断の旅に出かける物語。
その旅行の過程で、南米の抱える社会的矛盾を肌で感じ、
革命家としての出発点となる旅となったということのようです。


エルンスト(チェゲバラ)とアルベルトの2人が、アルゼンチンをバイクで
出発、アンデス山脈マチュピチュアマゾン川、南米を経巡る。
その過程で、エルンストは虐げられ収奪された先住民に触れながら、
革命家として目覚めてていく。


この映画のなかでは、ゲバラはハンサムで愚直なまでにまじめ、
情熱的で誰にでも愛される青年として描かれています。
ただどうなんでしょう、私はよく知らないのですが、
ずいぶんと美化しすぎのような気がします。
楽天主義的な「アメリカ人」がイメージする若き美貌の革命家像。


ずいぶん以前ですが、「ラテンアメリカの光と影」という映画を観ました。
これも男の子が、南米縦断の旅行をするというもの。
この映画を観たときの痛々しさは、今でも記憶に残ってます。
欧米の矛盾をすべて押し付けれた場所。搾取され続ける場所。


搾取する側はお金だけじゃなくて、英雄像もいただいちゃう。