新首代引受人

新首代引受人 1 (アフタヌーンKCデラックス)

新首代引受人 1 (アフタヌーンKCデラックス)

頼んであった平田弘史の作品、とりあえず手に入るものが大体届いたので、
さっそく新首代引受人を読む。
濃い、濃すぎる。
確かこの人の名前を一番最初に目にしたのはマンガ少年(マンガマニア向け雑誌で手塚治虫火の鳥なんかを連載していた)のみなもと太郎のマンガコラムだったように記憶している。
もうそのころすでに寡作の作家として、一部まぼろしの作家扱いだったようだ。
その後で単行本で探して読んだが、さすがに十代のころはその表現のどぎつさについていけなかった。
でもある程度年月を経て、色々な表現を体験してから後に読むと、逆にこの凄まじい表現が心地よくなってくるのだ。

単行本のコピーに「時代劇の鬼」とあるがまさに。
この人の作品を読んでしまうと、大抵の時代劇の小説にしろ、映画、コミックにしろ生ぬるく感じてしまう。
やたら人をぶった切ったり、切腹したりと血なまぐさい表現も迫力だが、いちいち出てくる武士特有のこ難しい屁理屈がまたいい。


とにかく「男なら読め」。


時代劇で思い出した。
NHKでやってる新撰組をこの間チラッと見たが何だあれは。なめとんのか。
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